ウィンドウスタイリングスキルアップセミナー 感想1

フェヴリエのブログにお越しいただきありがとうございます。
先日参加したプロ向けのスキルアップセミナーの感想を2日に分けてアップします☆

*   *   *   *   *

2月8日、岩手インテリアコーディネータークラブ主催の「ウィンドウスタイリングスキルアップセミナー」に参加しました。

ウィンドウスタイリングというのは
カーテンを主とした窓回りのデザインとその周辺のもの、例えばクッション、ラグなどを美しくスタイリングすることです。

講師はデザイナーの前畑順子さん(フリートゥビーミー/インテリアスタイリングプロ)

TOSO with Curtains 2015」(トーソー・ウィズカーテン2015)の展示メーカー9社のデザインプロセス・カラースキーム・プロポーション・ディテイルを、プレゼンボードや写真、縫製指示書をスライドで見せながらスタイリングのスキルを解説する、というものでした。


・・・モーランドスタイルって言葉知らない私(^^;)
・・・あとで前畑さんに聞いてみよう(^^;)(^^;)


前畑さんのすごいところは、デザインは言うまでもないのですがそのデザインのプロポーションを数値(比率)でもって解説してくださるところです。
イメージを語るのではく、ロジック。デザインのロジックを数値で表す、そういうアプローチのセミナーってあまり無いというか、私は前畑さんのが初めてでした。

with curtains 2015のデザインは、主催サイドの要請で「少し頑張れば手が届く」そういうデザインを心がけたのだそうです。
私でも頑張れば、手が、届く?・・・(^^;)

実は私は以前に、スタイリングプロの定例会でこのセミナーを聞いていて、今回が二度目。ですがその時は完成した実物を見ることはできませんでした。今回はTOSOさんのご厚意で、with Curtains 2015(ウィズ・カーテン2015)に展示した実物を数点用意してもらえたので、ゼロから完成までのプロセスを知ることができました。実物を自分の目で見て、触ったりひっくり返したりして手に取って確かめることができたのはすごくよかったです。



TOSOのwith Cuatainsは、大都市(東京・大阪)開催のみなので、地方からなかなか見に行くことができません。
その展示されたカーテンは翌年に、「window fashion fair」として各地方都市を巡回するのですが、盛岡は去年それすら開催されませんした(泣)
ということもあり、盛岡という地方の中の地方で、
縮小版とはいえこの企画を開催できたことはとても意味のあることです。インテリア産業協会と地方IC団体、賛助会員企業、スタイリングプロのようなプロのデザイナー集団が連携して、日本中のインテリアコーディネーターのスキルを上げていく、そのためのセミナーのやり方として一つのモデルになればいいと思います。

window fashion fairが開催されない地方のIC団体の方がもしこのブログを見てくださっていたら、是非企画してみてください。(^^)
カーテンのスキルアップセミナーとして、かなりお勧めですよ!

感想2は明日に続く….

*   *   *   *   *

本日もお読みいただきありがとうございます。
ランキングに参加しています。
今日のブログの内容が良かったら下のバナーをクリックしてくださいね。

←ここをポチっ(^^♪ いつもありがとうございます。

小さなことからはじめよう。クッションカバー

本日もフェヴリエのブログへお越しいただきありがとうございます(^^)

先日、オーダーいただきましたクッションカバーが
縫製工場より届きました。
生地はclarke&clarke(クラークアンドクラーク)です。


カバーの生地を2種類お選びいただき、パイピング仕上げとしました。
パイピングというのは周囲にぐるっと回している細い部分です。
クッションの柄の中から一色選んで、近い色の生地でコーディネートしています。

実はブログより先にフェイスブックとインスタに投稿したところ
インテリアのプロの友達から「いいね!」やコメントで好評を多数いただきました。

クラーク&クラークは、実は私たちプロ内では大変好まれているブランドで
だいぶ前から多くのデザイナーによってカーテンや椅子張りなどに採用されています。
実はこのクッションのオーダーをくださった方も、インテリアのプロの方なんですよ。

クラーク&クラークがなぜプロに好まれるかというと
デザインや色の新しさ・良さはもちろんですが
何よりも、クオリティが高いわりに価格がそうではないからだと思います。
インテリアがお好きな方、目がこえている方にお勧めしたくなるファブリックです。


カーテンに仕立てるとこんなイメージに。↑
( クラーク&クラークから拝借した画像です。)

皆様のお部屋で普段お使いのソファーの上にも、きっとクッションがいくつか置かれていると思います。クッションカバーを選んだり組み合わせを考えるのって楽しいですよね。
クッションカバーを変えるというのはとても小さな変化ですが、その小さなことをするかしないかは大きな違いです。
小さな変化を楽しむ心が、豊かな暮らしにつながるのだと思います。

*   *   *   *   *   *

というわけで、このブログで「小さなことからはじめよう」シリーズをはじめます。
私自身やお客様・友人たちの暮らしをとおして、「小さくても豊かな暮らしを感じるインテリア」を紹介していきたいとおもっています。
記事がたまったら、別メニューでコラムとしてまとめていきます!おたのしみに。

*          *          *         *         *
本日のブログはいかがでしたか?
いつもランキングの応援クリックをありがとうございます。
とっても更新の励みになっています。今日もポチリとお願いします(^^)


ブログランキングへ

苦労を買う。

フクロウの置物をいただきました。
アクタスさんが「酉年」にちなんで、初売りで配ったものらしいです。
フクロウは当て字で不苦労と書いたりするんですね。
苦労のない、平穏な年になりますようにという
お守りの置物らしいです。ありがたいことです。

苦労といえば。
私は苦労のない仕事なんてないと思います。無かったです。
いつもどんな仕事でも、必ずと言っていいほど苦労してきました。
小さな苦労もあれば大きな苦労もありました。
あえて苦労をしてきたように思います。

お客様の夢や希望を叶えてあげたい、でも。でも。でも、、、と、コスト(=ご予算)に行きつくことが多々あります。
予算の中でどうにかしたい、とまず考えます。そういうプランを作ります。予算内での最高の提案ができたと思っても、ご納得いただけないこともありました。報われない苦労でした。
でも、この苦労ってやつは、必ずいつか役に立ちますね。何度も経験済みなので断言できます。

「苦労は買ってでもしろ」っていいますが、本当にそうだと思います。

ちょうど一年まえになるでしょうか。
ハウスメーカー所属ICとしての物件が、のこり数件となり、
そのうちの1件のお引き渡しの日。
インテリアの写真を撮っていると、ハウスメーカーの担当者がこんなことを言ってくださいました。

「綱木さん、この家、コスパがとてもいいですね!お客さんもすごく喜んでいますよ。」

私はこの言葉がとても胸にしみました。
とても嬉しかったです。

コストがあろうとなかろうと
コストパフォーマンスを良くすることって大事です。

例えば、壁の一面だけ壁紙を変える。
今じゃ当たり前ですが、これを初めてやった時、今から20年以上前ですが、工事サイドから反対されました。
私はお客様のために、なにか工夫をしたかったのです。お金を掛けずに差別化できることを探して、壁の一面を変えるという策に行きついたのですが、当時はまだ一般的ではありませんでした。

でも、やりました。
お客様からとても喜んでいただけたし、出来上がったお部屋を見て
ハウスメーカーの担当者から、「工夫してくれてありがとう」と言ってもらえました。

また、カーテンにおいても
どのように生地を使ったらコストを掛けずにデザインカーテンができるかを考えてプランし、縫製に見積もり依頼したら
「このデザイン、コスパいいですねぇ。」と言ってもらい、心の中でガッツポーズしたこともありました。

コストを掛ければ、素敵なインテリアになります。
コストを掛けない方法で、素敵にすることもできます。
どちらの場合も、かかったコストなりなのか、コスト以上に良いのかというのが
コーディネートの力の差なんじゃないか、と思います。

インテリアコーディネーターの仕事って
コスト以上の良さを表現したいと考えてプランするから苦労が尽きないのだと思います。

その苦労をわざわざ買うんです。好きだから。この仕事が。(笑)

*   *   *   *   *

本日はシンプルな内容でした。いかがでしたでしょうか。
またお越しくださいね。