CURTAIN
CASE -1
2016.6

『 ギャラリーのようなエントランスホールに  AURORA#507 / FISBA  』

*   *   *   *   *   *          *

玄関扉を開け、さらにもう一つガラスの扉を開けるとそこは、
ギャラリーのようなエントランスホール。
季節ごとにかけかえるという絵画や調度品が、静かに来客を出迎えます。
圧巻は、ガラス越しに見る本物の「蔵」。
ここは歴史博物館の展示室?というようなスケール感。

ご依頼の内容は、
この大きな窓に少しだけ視線を遮るようなレースカーテンを掛けたいので選んでほしい、というものでした。

素のガラスではなんとなく不安、かといって覆ってしまうのではなく。。。その加減。
レース越しに蔵が見える。。。その透け感の程度。
美しさは必須。
絵画や調度品との調和。。。

直感で、「上質・シンプル・光沢・エレガントなライン」というキーワードが浮かび。。。「FISBAでいこう!」と決め、数日後、東京・青山にあるショウルームへ出向き、生地をセレクトしました。

後日、プレゼン。
私のイチオシとお客様の好みが一致し、AURORAという生地に決定。


(生地のアップ画像です。画像は日本フィスバさんからお借りしました)

太目のストライプ柄で、ブラウンからホワイトへのグラデーションが繰り返されていて、さらにかるくシワ加工が施されている生地。組成にメタルを含んでいるので、上品な光沢があり、照明をあてるとさらに美しく映え、高級感があります。


AURORAのストライプは、色と色の境がグラデーションになっているので、ストライプ柄によくある強い感じはなく、優しい印象に仕上がります。このような大きな窓をシンプルに仕上げたいときは、単調になりすぎないこのくらいの優しいストライプはおすすめです。

私はいつも、現場の大小、値段の高い安いに関係なく、
お客様にはできるだけ大きな見本で見ていただけるよう、生地の見本を手配します。
そこまでしても、出来上がりを想像するのはなかなか難しいことです。
なので、仕上がりをご覧になった時お客様が

「思っていたよりずっといいわ。これにして良かった。」

とおっしゃられたので、内心ほっとしました。
セレクトに自信はあっても、この言葉をいただくまでは毎回ドキドキするものです。

ところで、FISBAというブランド、ご存知でしょうか。
インテリアがお好きな方はご存知かもしれませんが、簡単にご紹介しておきますね。

FISBA(フィスバ)というのは、クリスチャンフィッシュバッハ社というスイスのファブリックメーカーのブランド名で、我々コーディネーターに大変人気のあるブランドです。日本では日本フィスバという会社が輸入販売していて、東京の青山に素敵なショウルームがあります。
FISABAといえば「FISBA縫製」というくらい、縫製技術が抜群にいいということも特色の一つです。
私は縫製技術について語るほど知識がないので「抜群にいいらしい」と表現しておきます。ただ、今回お納めしたレースカーテンの上部の山の部分はとっても綺麗でした。
いろんなカーテンを見てきているので、縫製の「綺麗」と「雑」は、私でも見てわかります。
お値段はというと、お高めです。いわゆる高級カーテンなので、それなりにいいお値段します。
ざっくり言うと、ひと窓で高級ファッションブランドのコートが一着買えるような、そういうお値段です。
(と、言っても色々です。ざっくりしすぎですね。。。)

私はハウスメーカーでの仕事を含め、FISBAのカーテンを何度も提案し納品してきましたが、
毎回お客様から、「想像以上に綺麗!素敵!」という言葉をいただいてきました。
昨年、10年ほど前にフラットバルーンシェードをお納めしたお宅を訪ねたのですが、10年経過してもなお、光沢もドレープも美しく、

「ここまで違うものか。。。やっぱり、いいものはいいってことね。」

と、あらためて思い知りました。

ということから
フェヴリエではこれからも自信をもって、FISBAをおすすめしていこうと思っています。

 

余談ですが、
これはFISBAの工場からカーテンが送られてきた時の箱です。


段ボールの上にビニールがかけてありました。
段ボール箱も商品という考えなのかもしれません。
箱を開けた状態で写真を撮るのを忘れてしまったのですが、中もとてもきれいでした。
緩衝用のクッション材がきちんと詰め込まれ、ひだに合わせてたたまれたレースが紙テープでまとめてあり、薄紙でくるまれ、さらにビニールで覆われ、
「お客様の大事な商品」を「美しい状態で」届けたいという企業姿勢というのか、とにかくすごいなぁと感心しました。
ブランドの価値とはこういうところなのかもしれませんね。

こちらのレジデンスはほかに
リビングのドレープとレースもご依頼いただいており、そちらはALDECOからセレクトしまして、そちらもきれいにお納めしたのですが、写真が撮れていないので、また別の機会にWORKSにアップしたいと思います。

フェヴリエは、
国内外のファブリックの中からインテリアコーディネーター目線でお勧めしたいブランドをお取り扱いしています。
オーダーカーテンは打ち合わせから納品までちょっとだけ時間がかかりますが、インテリアの話をあれこれしながら楽しんでお選びいただき、ワクワクしながらお待ちいただきたいと思っています。

【ファブリックワーク】
レースカーテン AURORA#507 / FISBA

 

※お問い合わせはこちらから  お気軽にどうぞ。

フェヴリエBLOGへ戻るこちらから  

février interior coordination&supply