モデルハウス その4(ラスト)

フェブリエがインテリアを手掛けた
シュガーホームしわ中央モデルハウス

今日はそのモデルハウスの家具とカーテンの一部をご紹介します。

その前に
これはファーストプレゼンの時に提出したシートです。

フィヨルドブルー        カフェの壁紙、本の表紙等
フォレストグリーン     リビングのクッション、寝室の壁紙
ドライで朽ちた木質感    ダイニングテーブル、椅子

カッパー&ゴールド        カトラリー、キャンドルホルダー等の小物、その他の装飾部分
モノトーン                    グレイの壁紙、カーテンのblack&white、置き家具の一部

このように色を家具や小物に当てはめてコーディネートしていきました。
いつもこういうやり方をしているわけではないのですが、今回はこのやり方でした。

このなかで、朽ちた木質感というのが私が最もこだわった部分です。
ダイニングテーブルでそれを表現したいと思いました。


天板の色合いが絶妙。エレガント。
他のモデルハウスとの差別化も考え、男前やインダストリアル系ではなく、エレガント系。


脚はデコラティブで細く。エレガント。
ザラッとした乾いた感じの木質感。私がイメージしていた朽ちた木質感にとても近い質感。

家具はネットで探して選び、その後実店舗に足を運び、自分の目で確認して決めています。

続いてカーテン。
ダイニングのカーテンは

レースの裾に黒い布でバンディングを施しアクセントにしました。



この黒い布は、カーテンを束ねているリボンと同じ生地。


リビングのレースカーテンのバンディングも同じ生地です。
窓枠の中にブラインドを仕込んであるので夜はブラインドを閉じれば遮光できます。
レースは普通、窓側につるすものですが、このように部屋側に吊るすことをフロントレースという呼び方をします。フロントレーススタイルとも言います。


閉じるとこんな感じ。ラフ。

レースと言っても厚いミラーレースの生地。
普段決して使わない生地なんですけど、あえて今回は使いました。
やってみると意外とこれがいい。お勧めです!

2階の子供部屋は

 レースの裾にフリルを付けました。フリルの丈は20センチです。
フリルの上部にピンクの糸でメローロック。カワイイ♡

担当の営業さんや出入りのカーテンやさんから
「こういうのは初めて」と感想をいただきました。でも何か特別なことをしたわけではありません。デザインを考えたり見積もりをとったり、そういうひと手間をかけただけ。いつもやっていることです。
ローコストだから手間をかけない、というのでは
そもそもインテリアコーディネーターがかかわる意味がない、と私は思ったので
ちょっとだけ
工夫した次第です。

しわ中央モデルハウスの紹介シリーズはこれにて終了。
4回もお付き合いいただきありがとうございました。
シュガーホームのしわ中央モデルハウスは水曜日以外は開けているそうです。
是非行ってみてくださいね。

そして6月。もうひとつオープンするモデルハウスがあります。
無添加住宅のモデルハウスです。
これまた全然違う雰囲気です。
そちらもご紹介できればと思っています。

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モデルハウス その3

☆NEWS☆
フェヴリエがインテリアを手掛けたモデルハウスがオープンしました。

シュガーホーム 紫波中央モデルハウス  4月28日オープン

モデルハウスは豪華すぎて参考にならない!と思ったことありませんか?
モデルハウスは「こんな素敵な暮らしはいかが?」とか「わが社はインテリアセンスがこんなにいいんですよぉ」とか(笑)、お客様に夢を与えるという目的もあるので、豪華になってします。それはしょうがない。でも顧客の立場からすれば内装・設備・インテリアどれもこれも「予算的に無理なもの」を見せつけられるとへこむし、実際の空間を想像するのは難しいですよね。

私が今回手掛けた紫波中央モデルハウスは、リアルコストのモデルハウスです。
家の大きさ、間取り、インテリアなど参考にしやすいので
マイホームをご検討の方は是非行ってみてくださいね。 

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さて。
今日のブログはそのモデルハウスのディスプレイ小物の写真をアップします。


このモデルハウスは
「本好きな家族が暮らす家」という設定です。
なので、いたるところに本をディスプレイ小物として使用しています。
無造作に平積みしてある読みかけの本。
壁に立てかけてインテリアとして魅せる本。
リビング、ダイニング、カフェテラス。いつでもすぐに手が届くところに本がある、というスタイリングです。
ただし、「書斎」や「書棚」はありません。
電子書籍やペーパーレス化でこれからは本を持たない人も増えてくるので
あえて本棚を作ることは提案しませんでした。
今までは本をたくさん所蔵することをステイタスとしそれを堂々と誇るような設えをしたモデルハウスが多いように思います。このモデルハウスはそういうタイプではなく、本から流動的に知識を得て、次々新しいことをインプットする人をイメージしたモデルハウスです。
今は「持たない暮らし」が良いとされていますし、reduce,reuse,recycleの傾向が強い。
読み終えた本は売ったり寄付したりする、そういう暮らし方をする家族。という設定をしています。
この設定というのは、この間取りからイメージして私が考えました。

本は地元の古本屋さん購入しました。
洋書は高価なので今回はパス。購入したのはすべて和書の古本です。
和書の古本をディスプレイに使用するときは装丁カバーをあえて外します。
今回は本自体の色を白、黒、青、緑に限定して選びました。
(撮影のために一部私物の洋書が含まれています。)

リビングのアートポスターは本との活字つながりでタイポグラフィーのものにしました。


装丁カバーを外して並べた白い本。
ムーミンの絵本の原画(レプリカ)。アンティーク風アルファベットのカード。

心に残るページを切り取りとっておく。。。っていうスタイリング。
ムーミンの原画(レプリカ)の中からモノトーンの挿絵。


カウンター上のシンプルなスタイリング。
トレンドカラーのゴールドをアクセント付けに使用しています。

アンティーク風アルファベットのカード。私はアンティークなものを使用するが好きです。
ノスタルジックなアイテムを使用すると
「本当に人が暮らしているような温かみのあるインテリア」になります。

選んだアルファベットに何か意味はあるのか。 意味は。。。。ありません。
テキトーに選んでいます。(笑)

お客様と営業マンの会話の中で、このカードの文字をきっかけに話題が広がるといいな、と。
いわゆるカンバセーションピースとして活用してほしい、と思っています。

 

リビングの入り口から見渡せる一番遠くの壁には光るオブジェを配置しました。
人の目は光るものにすばやく反応します。
部屋の奥に光るものを配置するとそちらに目が行き、部屋が一番広く見える位置で広さを認識させることができます。
広さを強調したいとき、ディスプレイではこの手を使います。


ダイニングテーブルの上は大げさなテーブルセッティングはせず、トレーにお茶の道具をまとめて置いています。ご来場いただいた方に着座しいただいて資料をお見せする時、トレーごとさっと動かせるようにしました。


カフェテラスのテーブルの上にはグラスや瓶など透き通る素材のもので初夏をイメージ。壁にはムーミンの原画(レプリカ)、棚には雑誌や絵本等を配置しました。

別の壁面はディスプレイコーナーです。
本、小物、鉢など。17は大好きなあの方⚾ (^^)♡
トルソーは別のモデルハウスの備品を営業さんが置いたみたいです。(笑)

フィガロボヤージュは古雑誌。北欧特集。

 

小物のスタイリング、いかがでしたでしょうか。

私がこのモデルハウスをコーディネートするにあたって心がけたのは
「ごちゃごちゃしない」「ローコストにみせない」「攻めない」の三つ。
流行ではなく、いつの時代にも受け入れられるような普遍的なコーディネートにすること。
そして「人がいる温度感」を表すことを心がけてコーディネートしました。

今回、家具や小物の約8割はインターネットで購入しました。
ですが、購入する前に何度か上京し実店舗にも足を運んでいます。
私はどうしても自分の目で見て確かめないたいので。。。。
今回「買い回りのコツ」を習得したので、これからは少し楽に買い物できると思います。(^^)

次回は家具とカーテンをご紹介します。モデルハウス完成シリーズ、もう少々お付き合いくださいm(__)m

※現在は写真撮影時より多少スタイリングが変化しています。あらかじめご了承願います。
また、2階の主寝室のベッド等はシュガーホームさんの方で設えたものです。

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モデルハウス完成 その2

ローコストハウスメーカーのシュガーホーム様の「しわモデルハウス」。
いよいよ4月28日オープンです。

今日はダイニングとカフェコーナーをご覧いただきましょう。


 玄関から入ってリビングのドアを開けるとこのように見えます。
 この写真はシュガーさんのサイトからおかりしました。ワイドに撮れててわかりやすい(^^)

 

ダイニングに近づいていくと
明るくて華やかな雰囲気です。

リビングは静で暗、深い森の中。
ダイニングは動で明、明るい水辺。というイメージでコーディネートしました。

ダイニングテーブルを照らす照明は
ノルウェー語でdoll(お人形)を意味するDokka(ドッカ)という名前のペンダントライトです。ここのモデルハウスはDokkaからインテリアイメージを広げていきました。


女の子のスカートのようなフォルムなんだけど、黒×ゴールドっていうね。
ウェストがキュッとしまって、女前なんです(笑)


リビングの方を見るとこんな感じ。
ダイニングからはソファが見えない、つまり、リビングとダイニングで視線が合わないようになっています。
ソファとテレビの位置関係、ダイニングとリビングの距離感、スムーズに回遊できる動線。
すごくいい間取りだと思います。

1階はLDKの他にもう一室、カフェテラスがあります。
ダイニングからの見え方。

カフェはフィヨルドブルーと私が命名した真っ青な壁紙を選びました。
フィヨルド、見たことありませんので本当に青いかどうか。。。知りません(^^;)


吊り下げているのはリースに電球をくっつけたペンダントライト。
盛岡の某ショップにオーダーして作っていただきました。DIYでも出来そうですよ。
どこのショップか、ご興味のある方はモデルハウスのスタッフに聞いてみてくださいね。


次回はディスプレイやカーテンのことを書きますね。
ではでは、きょうはこの辺で。

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