こんにちは。フェヴリエのブログへようこそ。
フェヴリエのコーディネートに無くてはならないものの一つにクッションがあります。
クッションは一個一個、オーダーいただきお作りしています。
今日のブログは、あるお部屋(寝室)にお納めしたクッションをご紹介します。
スタライプ柄のクッションは、ベッドのヘッドボードに見立てています。
なので大きさは80センチ×55センチとかなり大きめ。
マチを付けてスクエアなデザインにし、フチ飾りを付けました。
フチ飾りのことはパイピングとも言います。
手前のイエローとブルーのクッションは47センチ×47センチの大きさ。
クッションカバーを購入されたことがある方はご存知と思いますが、巷で売られているクッションカバーの大きさは45センチ×45センチです。
中材も45センチ角のものが多く出回っているので、クッションのスタンダードなサイズと言えば45センチ×45センチということになります。
で、
私がオーダーしたクッションカバーは四方に1センチの耳を付けて、47センチ×47センチのサイズ。中材は45センチを使用しています。
耳というのはこの部分。
はじっこが1センチだけ平たいヘリのようになっていますでしょう?
四方にヘリを付けているので縦横2センチづつ、クッションが大きく、平たく見えるように考えています。
ここにもし、45センチのスタンダードなクッションを置いたらきっと、モッサリした印象になると思ったのです。
かと言ってパイピングにすると、かっちりとフォーマルな印象になって、それは寝室には向かないなあと、そう思ったわけです。
もういちど全体写真。
小さな耳を付けることでピンっと角が張って、ちょっとだけ大きく薄くみえるんです。
フェブリエでは、こんなことやあんなこと、いろいろ考えて、クッションをオーダーしています。
オーダークッションは、お部屋のインテリアに合わせて生地を選び、大きさや形を決めます。
生地を選ぶのはとても楽しいことなので、お客様と一緒に選ぶようにしています。
クッションの役目は、お部屋のインテリアの仕上げのアクセントやスパイスになること。
お客様が「あ。この色好き。この柄も好き。」と言う生地の中から、お部屋のいいスパイスになるものを私の方でピックアップして、お客様にお決めいただきます。
生地が決まったら、次に縫製所に見積もり依頼をします。
見積もり依頼やオーダーの際は、こんな絵をかいて縫製所に送ります。
それほど凝ったデザインでなくても、一応毎回、こんな絵を書きます。
この絵は(見積もり依頼書とか縫製指示書と言います)お客様にはお見せしません。あくまでも縫製やさんと私の間での「確認書」です。
もしかすると数年後、カバーの替えをオーダーいただくかもしれませんので、この絵はちゃんとストックしておきます。
最後にもう一つ。
これはお客様へのプレゼント用に作ったクッションの余った生地を利用して、縫製やさんに作ってもらったサンプル。表と裏の生地を変え、耳の部分が離れるように縫ってもらいました。耳幅は15mm。麻の生地です。いかがでしょう。これはこれで、よりラフで、私は好きです。
控えめなヒラヒラがかわいい(笑)
せっかくオーダーするのですから、ただ四角く縫うんじゃなくて
ほんのちょっと工夫したり、ひと手間かけたいなあと思うのです。
もちろん、もっとバリバリにこだわって、フリフリやリボンを付けたり、パッチワークしたり、そういうややこしいのもやりたいんですけどね(笑)
今日のブログを読んで、
「クッションのオーダーしてみたいなあ。」とお思いになりましたか?(#^^#)
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