間接照明のすすめ

間接照明というのは
光源または照明器具から放射された光のほとんどが天井や壁面を照らして、その反射光で床面や作業面を照らす照明のことをいいます。

先月オープンした栗原市の無添加住宅®モデルハウスのLDKは
天井面を間接照明(コーニス照明)で照らし、その反射光で空間が柔らかく光に包まれるよう計画しました。
それだけでは照度が足りないテーブル面や床面は
ダウンライトで直接照らしています。

 


リビングのドアを開けた時一番奥に見える壁に間接照明を取り入れました。
これはモデルハウスとしての仕掛けでもあります。


スーッと奥まで続く光の帯。
人は明るいもの、光るものに目が行きます。
遠くに光るものを配置することで
来場者に一瞬で「うわぁ。広いLDKだなぁ」と感じさせることができます。
これは一般住宅にもおすすめしたいテクニック。
照明によって天井を高く見せたり、部屋を広く見せたり
リラックスできる空間、緊張感のある空間、いろんな演出が可能です。

ここではもちろんリラックスできる空間を演出しています。


キッチンに立つとこのように見えます。
スッキリした建築ラインと、柔らかな明かり。

LDKはシーンコントローラーという調光器を設け、
シーンごとに明かりをデザインし設定できるようにしてあります。
このことは、またいつかお話ししたいと思います。


間接照明を特に
お勧めしたいのは
寝室です。


火打ち梁の裏に照明器具を取り付け、間接照明にしました。
漆喰塗りや塗装などハンドワークによる不均一なテクスチャーは
光がわずかな凹凸をひろいそれが影となり深い表情が生まれて素敵です。

寝室は明るさより、睡眠を誘うような明かりを意識して計画します。
ろうそくの灯のような、あたたかく小さな明かり。癒され休まります。
寝室には調光機能付きスイッチを設け、明かりをコントロールしましょう。

 

夜ベッドに入ってもなかなか寝付けない、という方は
寝室のあかりを見直してみてはいかがでしょう。
明かりの色や強さが 寝室に向いていないのかもしれませんね。

 


間接光は直接光に比べ影ができにくいので
ミラー照明にもおすすめです。

ここではミラー裏の壁をふかし、上下に照明を組みこみ、ガラスモザイクタイルを照らしています。

照明計画というのは照明器具を選ぶことではなく、光りをデザインすることです。
照明器具のデザインばかりとらわれず、
どんな明かりの下で暮らしたいかを考えてみてくださいね。
そして、これが最も大事なことですが、
照明計画は設計の早い段階で行うことです。
特に間接照明を取り入れたいならラフプランの段階で設計士さんやコーディネーターさんに伝えましょう。

ちなみに私の場合は、まず動線に配慮しながらすべての家具を配置し、家具の寸法を図面に落とし込みます。
そうすることでどこにどんな明かりが必要かがはっきりします。
あとはそれにもとづいて、躯体に組み込む間接照明をデザインしたり、アイコンになる器具をセレクトします。
基本照明はグレアレスの器具(まぶしさを軽減したデザインの器具)で提案しています。

いかがでしたか?

昼間に撮影したので照明器具のMAXのあかりで写真を撮りました。
なので明るすぎるとお感じかもしれません。
夜は全然違う表情が見れますので
今度は
夜のシーンをお見せしたいと思います。


ダイナミックな外観!

このモデルハウスはフェヴリエが外装・内装のカラースキーム、家具配置、動線プラン、収納プラン、電気配線プラン、照明器具の選定、造作家具デザイン、カーテンプラン、置き家具プランをご提示しご採用いただきました。
無添加住宅®の魅力が詰まった建物です。
現在
公開中ですので
施工会社様ホームページからお問い合わせの上お出かけくださいね


話は変わりますが。。。

先日、照明の相談にのってほしいというお問合せをHPからいただきました。
照明って確かに難しいので、
もしも

店舗や住宅の新築はもちろん、部分改修などで
照明のことで何かお困りのことがありましたら
お問合せ下さいね。

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