フクロウの置物をいただきました。
アクタスさんが「酉年」にちなんで、初売りで配ったものらしいです。
フクロウは当て字で不苦労と書いたりするんですね。
苦労のない、平穏な年になりますようにという
お守りの置物らしいです。ありがたいことです。
苦労といえば。
私は苦労のない仕事なんてないと思います。無かったです。
いつもどんな仕事でも、必ずと言っていいほど苦労してきました。
小さな苦労もあれば大きな苦労もありました。
あえて苦労をしてきたように思います。
お客様の夢や希望を叶えてあげたい、でも。でも。でも、、、と、コスト(=ご予算)に行きつくことが多々あります。
予算の中でどうにかしたい、とまず考えます。そういうプランを作ります。予算内での最高の提案ができたと思っても、ご納得いただけないこともありました。報われない苦労でした。
でも、この苦労ってやつは、必ずいつか役に立ちますね。何度も経験済みなので断言できます。
「苦労は買ってでもしろ」っていいますが、本当にそうだと思います。
ちょうど一年まえになるでしょうか。
ハウスメーカー所属ICとしての物件が、のこり数件となり、
そのうちの1件のお引き渡しの日。
インテリアの写真を撮っていると、ハウスメーカーの担当者がこんなことを言ってくださいました。
「綱木さん、この家、コスパがとてもいいですね!お客さんもすごく喜んでいますよ。」
私はこの言葉がとても胸にしみました。
とても嬉しかったです。
コストがあろうとなかろうと
コストパフォーマンスを良くすることって大事です。
例えば、壁の一面だけ壁紙を変える。
今じゃ当たり前ですが、これを初めてやった時、今から20年以上前ですが、工事サイドから反対されました。
私はお客様のために、なにか工夫をしたかったのです。お金を掛けずに差別化できることを探して、壁の一面を変えるという策に行きついたのですが、当時はまだ一般的ではありませんでした。
でも、やりました。
お客様からとても喜んでいただけたし、出来上がったお部屋を見て
ハウスメーカーの担当者から、「工夫してくれてありがとう」と言ってもらえました。
また、カーテンにおいても
どのように生地を使ったらコストを掛けずにデザインカーテンができるかを考えてプランし、縫製に見積もり依頼したら
「このデザイン、コスパいいですねぇ。」と言ってもらい、心の中でガッツポーズしたこともありました。
コストを掛ければ、素敵なインテリアになります。
コストを掛けない方法で、素敵にすることもできます。
どちらの場合も、かかったコストなりなのか、コスト以上に良いのかというのが
コーディネートの力の差なんじゃないか、と思います。
インテリアコーディネーターの仕事って
コスト以上の良さを表現したいと考えてプランするから苦労が尽きないのだと思います。
その苦労をわざわざ買うんです。好きだから。この仕事が。(笑)
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本日はシンプルな内容でした。いかがでしたでしょうか。
またお越しくださいね。